DX戦略ビジョン
DxVision content
私たちは、「地域社会への貢献と、ご利用者様に「生きがい」「満足」「感動」のある福祉サービスを提供する」という理念のもと、社会福祉の未来を切り拓く先駆者として、大胆なデジタル変革に挑戦しています。
職員全員にスマートフォンを貸与し、LINE WORKSを通じた情報共有や、ネックスピーカーを活用したインカムでの連携、そしてあらゆる業務のペーパーレス化、法人内の決裁はすべて電子化し、理事会では役員がパソコン画面を見ながら議論を深めています。さらに現在サーバーは一切持たず、全てのシステムとデータをクラウドで運用しています。これらは、私たちが「デジタルを活用することで、全てのステークホルダーを幸せにする」という明確なビジョンを掲げ、実践してきたDXの証です。
このような取り組みは、単なる業務の効率化に留まりません。日々のケアにおいて、データに基づいたきめ細やかな支援を可能にし、利用者様一人ひとりの「もっとこうしたい」という声に、より迅速かつ的確に応えられるようになりました。また、デジタル化によって業務の煩雑さが解消され、職員は本来の使命である「利用者様と向き合う時間」を増やすことができています。これが、職員の働きがいを高め、結果として質の高い福祉サービスへと繋がっています。
これからも当法人は、デジタル技術の進化を積極的に取り入れながら、利用者様がさらに豊かな生活を送れるよう、そして職員が誇りを持って働けるよう、弛まぬ変革を続けてまいります。私たちのDXへの挑戦に、どうぞご期待ください。
施設ご利用者、職を求める方に「選ばれる法人」を目指し、デジタル技術を活用することで、意思決定の迅速化と業務効率化を徹底します。これにより生産性を高め、生じた余力(時間・人的資源)を、ご利用者様へのきめ細やかな支援や、職員の働きがい向上に向けた行動に投入します。
※2022年をDX元年として、DXビジョンを掲げ、「デジタルを活用することで、全てのステークホルダーを幸せにする」ことを目標とし実践してまいりましたが、更なる発展を目指し、DXビジョン2025として刷新しました。
「ご利用者様の豊かな暮らしと職員の働きがいを追求するデジタル変革」というビジョンを実現するため、データの力と最新技術を積極的に活用し、以下の3つの変革を目指します。
変革の柱 |
重点的に目指すこと |
具体的な施策 |
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1. 安全で快適な支援サービス |
データに基づいた個別化された支援と事故リスクの低減。 |
日々の状態データを蓄積・分析し、パーソナライズされた支援計画を策定。 |
IoT見守りセンサー、カメラを活用し、転倒などの異常をリアルタイム検知。 |
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2. 職員の働きがい向上 |
モバイル・クラウド活用による業務負担の軽減と支援集中時間の創出。 |
モバイルデバイスとクラウド環境を最大限に利用し、情報共有を迅速化。 |
AI(Gemini等)を活用した事務作業の効率化とペーパーレス化。 |
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3. 持続可能で強靭な運営基盤の確立 |
意思決定の迅速化と災害時にも揺るがない事業継続性(BCP)の確保。 |
アナログ業務からデータ駆動型マネジメントへの移行。 |
クラウドファースト原則に基づき、全てのシステムをクラウド上で運用。 |
DXビジョンを実現するため、「モバイルとクラウドで拓く未来の福祉」をテーマに、以下の3つの戦略でDXを推進します。
1. 「いつでも、どこでも、誰とでも」繋がる情報共有と業界へのDX貢献
内部の情報共有基盤(職員へのスマートフォン貸与、LINE WORKS、インカム機能など)は定着済みとし、今後はその成果を業界に広く展開することに重点を置く。DX推進についての施設見学の積極的な受け入れと成功事例の公開を通じ、他法人・同業者との知見を共有し、共に福祉業界全体のDXを推進・成長させる。
2. データ駆動型マネジメントによる業務効率化と意思決定の迅速化
人事・総務業務、法人内決裁の完全電子化、電子契約の積極導入、ペーパーレス会議の徹底。AIを積極的に利活用し、業務のボトルネックを解消。
3. クラウドファースト原則による強靭なITインフラとセキュリティ体制の確立
法人内に物理サーバーを持たず、全システム・データをクラウド上に集約。最新のセキュリティ対策を常時適用し、データ保護を徹底。
項 目 |
内 容 |
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組織体制 |
最高責任者: 理事長 推進体制: DX推進チーム CIO:業務執行理事がチームリーダーとしてDXを推進する DX推進・情報セキュリティ管理者:各事業所の管理者が兼務し、現場との連携を強化 DX推進・情報セキュリティ担当者:各事業所のITリテラシーに向上心があり現場の声を吸い上げ、率先してDXを推進する者 |
人材育成 |
リテラシー向上: 全職員を対象にeラーニング、内部研修、成功事例の共有を実施し、「デジタルを使う」ことへの抵抗感をなくす。 コア人材育成: ITに関心のある職員を「DX推進・情報セキュリティ担当者」に選任し、公的支援制度や外部専門家とのスポット連携を活用しながら、戦略立案やデータ分析を担う専門人材として育成する。 |
以下の主要なKPIに基づき、達成度を測定し、年1回ホームページにて公表します。
分野 |
指標 |
目標値 |
2025現在 |
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サービスの質向上 |
個別支援計画の策定・共有時間の削減率 →AI利活用による削減を目指す |
20%削減 |
10%減 |
ご利用者様・ご家族様からの問い合わせ対応時間短縮率 →どこでもでんわ導入による移動時間削減による応答時間短縮を目指す |
30%短縮 |
どこでもでんわ2025年12月導入予定 |
|
職員の業務効率化 |
日報やサービス記録などの事務作業時間削減 →スマホによるブルーオーシャンノートとLINEWORKSの共有による削減を目指す |
1日30分削減 |
2025年度より全面スマホ入力稼働開始 |
施設内における情報共有時間短縮率 →AI議事録やAI要約などの利活用による短縮を目指す |
50%短縮 |
10%短縮 |
|
経営の安定化 |
ペーパーレス化率 →ワークフローのノーコードツールの導入などによりを目指す |
90%達成 |
80%達成 |
消耗品費や印刷費の年間削減率 →完全ペーパーレス化にむけて検討し削減を目指す |
5%削減 |
印刷製本費は80%減 |
1.OSやソフトウェアは常に最新の状態にしよう!
2.ウイルス対策ソフトを導入しよう!
3.パスワードを強化しよう!
4.共有設定を見直そう!
5.脅威や攻撃の手口を知ろう!
2018年11月7日 理事長 白樫 忠
社会福祉法人青谷学園(以下「当法人」という)は、事業活動を展開するうえで、情報及び情報システムが重要で必要不可欠な資産(以下「情報資産」という)と認識し、情報資産に対するさまざまな脅威(盗難、改ざん、破壊、漏洩、不正アクセス等)から保護することを目的として以下の情報セキュリティ基本方針を定め、安全性及び信頼性の確保に万全を期して取り組みます。
1. 情報資産への不正アクセス、情報資産の紛失、漏洩、改ざん及び破壊などの予防に適切な措置を講じます。
2.当法人は、情報システムの安全性・信頼性を確保したまま、情報を積極的に活用・共有することができるように、情報の機密性・可用性・完全性の確保・維持に努めます。
3. 当法人の情報資産を取り扱う全ての者に対し、情報セキュリティの重要性を認識させて、適正な利用が行えるよう必要な教育を実施します。
4. 情報セキュリティに関する法令及びその他の規範を遵守します。
5. 情報資産の収集、利用及び提供を適切に行うために、情報セキュリティに関する諸規程を定めこれを遵守します。
6.当法人は、事業内容の変更、社会的環境変化、技術的変化、法令等の変更などに応じ、当基本方針および関連諸規程の見直しを行います。
2018年11月7日